川崎フォトエッセイ  その647  約束事      HOME

 社会は約束事で出来ている。建物もそうだ。その建物が、普通の社会と同じステージ上である限り、特別な仕掛けはさほどない。それだけに、エレベーターのドアがが開いた先に、隠し部屋があったりはしない。

 社会的な約束事を、さほど疑わないのは、悪意ある仕掛けが施されているとは考えたくないからだ。その気になれば、いくらでもトリックは可能だが、その必要性がない場所では、そんなことはないだろうと、思うからだ。

 人々は常識的な約束事の上で暮らしている。それがベースとなっている。たまにそれを破る人も現れる。個人にとっての常識は異なるとはいえ、それは、より奥の箇所で、好みとか姿勢とか主義主張とかは、個人的なもので、それをそのまま暮らしの中で実行し続けると社会とぶつかってしまう。

 社会的常識とは、単純に言えばマナーである。それを崩すのは守るよりも簡単である。