川崎フォトエッセイ  その648  危険な交差      HOME

 交差する場所ではトラブルが起こりやすい。注意する側が、片方だけの場合もある。もう一方は何かと交差していることは分かっていても、約束事が守られていることを信じているようだ。

 信号のない交差点などでは、双方向で注意する必要があるが、これも優先順とかが一応はある。

 双方向での交差や交流は、ダイナミックで活きがよい。レスポンスがよいからだ。ある仕掛けに対して一方的に従うのではなく、こちらからも仕掛けることが出来、相手もそれに対して反応してくるからだ。

 ネット上での掲示板やチャットなどは、双方向の見本である。ここでは人と人とが交差している。そして交差する場所ではトラブルが起こりやすいと言うことを今更ながら教えてくれる。

 普通に人と会って話す状態も双方向であるが、互いの表情や仕草などの、人としての情報が含まれ、言外の意をくみ取りやすい。ネット上では文字だけとなる。情報が書け落ちているため、危険な交差も起こり得る。