川崎フォトエッセイ  その753  手紙       HOME

 インターネットメールや、iモードメールの普及で、普通の手紙や葉書を出す機会が減っているように思える。

 封筒に宛名を書き、切手を貼り、郵便ポストまで出向いて投函する…この行程が不精者には手間に感じ、筆無精でなくても、手紙に纏わる作業で、出しそびれたりする。

 普通郵便で出す切手の値段は物価の上昇と同じで、何年かに一度買う場合、毎回値段が違う。買い貯めていた切手も、郵便料金が値上がりしていると、追加しないといけない。この辺りの面倒さが、手紙にはある。

 それを理由に手紙を書くのが、さらに面倒になる。  そして、Eメールへ走ることになるのだが、たまに届いた手紙を開くと、非常に新鮮で、感動したりもする。手紙や葉書は、郵便受けから取り出し、そのまま外出先で読むことができる。この時の手間は、インターネット接続の端末機を使うより、遙かに快適で、素早い。

 手紙は、手書きのほうが好ましい。ワープロでプリントされた文字なら、Eメールと、それほど違わないからだ。