川崎フォトエッセイ  その775  相撲       HOME

 相撲や歌舞伎は、日本らしさの象徴だ。それと似たような形式のものが他国にあったとしても、はっきりとした違いがあり、そこに日本的な展開を見ることができるはずだ。

 その展開は、この国の事情を反映しており、それは他国でも似た事情があったとしても、事情の重なり具合で、同じにはならない。

 つまり文化的なものは、形式は似ていても、その後の発展の仕方で、他国では真似のできない形式や形を生み出し、それが定着し、伝統になっていく。

 ただ、今の時代は、この国だけの事情で暮らせるわけではなく、その生活様式も、和食と洋食を食べ分けるように、他国の文化と共存している。

 そのためか、日本の伝統芸や国技を見たとき、異国の文化に近い趣で接してしまうこともあり得る。

 文化は所詮方便でしかない。