川崎フォトエッセイ  その792  文字の大きさ       HOME

 裸眼ではものが見えにくい人が、眼鏡を壊し。眼鏡屋さんを捜しているとき、果たして「眼鏡」と書かれた看板文字が読めるだろうかという疑問がある。そのためか、「眼鏡」や「目医者」の看板文字は、多少大きめに書かれているようだ。

 ウェブページを見ていると、小さな文字で書かれていると、読んでもらいたくないのかなと思うことがある。単純に言えば、デザインやレイアウトが優先され、日本語のページなのに、やたらとアルファベットを使ったり、どこへ飛ぶのかわからないような図柄のボタンを使っていたりする。いずれも視認性が悪くなり、本来の機能を損なう。

 わかりやすくすることが、デザインの役目なのに、本末転倒になるのは、わかりにくくてもよいというポリシーがあるためだろう。

 わかりやすくしてしまうと、何でもない雰囲気となり、誤魔化しが利かなくなる。デザインは物事を化かすために使われることが多い。