川崎フォトエッセイ  その832  喫茶ランチ       HOME

 個人営業の喫茶店はオーナーの趣味嗜好が現れやすい。お茶を飲む行為そのものが、メインの生活からすれば必ずしも必要なことではないため、つまり趣味に近いものがあるため、店も趣味の度合いを高めてもかまわなくなる。

 しかし、喫茶だけでは儲けが薄いためか、ランチタイムの定食で稼ぐ店もある。当然朝の「モーニングサービス」もあるが、コーヒー代の料金でトーストを付けたりすると、逆に儲からないかもしれない。

 本来の喫茶をやるため、昼間は「うどん定食」や「豚カツ定食」などを作る。

 昼食は実用性が高い。喫茶店でお茶を飲まない人でも、食事は抜くわけにはいかない。

 自分のやりたいことをするため、その同じジャンル内で、稼げることも入れておく行為は悪くない。しかし下手をすると、喫茶店のマスターのはずなのに、定食屋のオヤジになってしまう危険度もある。