川崎フォトエッセイ  その833  当て推量       HOME

 日常の中ではほとんどの推量は当たっていることが多い。当て推量の打率は高い。

 当て推量がはずれるのは、対象が凝りすぎていたり、作為的すぎる場合だ。

 当然、対象の内情がわかりにくいと、表面だけでは捕らえきれない。

 しかし、当て推量が的を射ることがある。これは直感による博打のようなこともある。直感では分かっていても、それを保証するデータがないと、公言しにくい。そのため、自分の中だけに納めることになる。

 直感ははずれやすいことは経験上わかっていることだ。場合により当たり、場合により当たらない。

 当て推量は、その人の発想パターンの域を出ないわけではない。自分はその発想はしないが、人はするかもしれないと思えるからだ。

 当て推量の時、万が一はずれた場合のことも考慮される。はずれても支障がない事柄なら、思い切った当て推量も可能だ。