その934 住処 HOME
寝起きする場所と、仕事をする場所とが異なっていることが多い。都心部で仕事し、郊外で暮らす、などだ。
当然都心部に住み、そこで仕事をするタイプもあり、郊外の町だけで暮らすタイプもある。
また、仕事場は必ずしも都心部にはなく、ベットタウン的な町に仕事場があるタイプもある。
町内を走っている酒屋や牛乳屋の車を見ると、その地域をテリトリーにし、自らもそこで暮らしていることが分かる。しかし、ほとんどの人は、何処で仕事をしているのかは、分かりにくい。
都心部で働いている人々が、何処から来ているのかは聞いてみないと分からない。毎日のように来ている仕事場のある町でも、その町への帰属意識は薄いだろう。なぜなら、住んでいないからだ。
そうかと言って今住んでいる町に永住するかどうかは、曖昧だ。
そこに田畑があり、それを耕すために、そこに住みついていた時代とは違うのだ。