川崎フォトエッセイ  その1054  理不尽       HOME

 常に誰かに狙われていたり、危険な状態となっていることがある。それが理不尽なやられ方の場合、被害者としても、納得しがたく、持って行き場のない感情になりやすい。

 個人的な感情や思いを、一般的なものに変えたくなる。他の人も、同じ目にあう可能性があるためだ。  社会は安全なのが当たり前のように思われているところがある。また、そう思わなければ、安心して暮らせないだろう。

 とんでもないことに遭遇したとき、運が悪かったでは済まされないわだかまりが残る。それは運命ではなく、作為的に仕掛けられたり、またはシステム的なミスで、発生した場合、防ぐことが出来た事柄となる。

 それでも避けられなかった事柄は、運命と言う計り知れないものに委ねられる。

 人が犯したミスで、何ら因果関係のない人が厄介な目にあうのは、理不尽だ。

 信頼関係は、地味な箇所でのフォローが行き届いているかどうかで決まることが多い。しかしそれを確認するのは難しい。

 

 

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