川崎フォトエッセイ  その1087  状況劇場       HOME

 状況は、何かのために必要なデータ性がある。そして状況を参考にし、次のアクションを決める時に役立つ。

 状況は、目的のために、ある程度曲げられたり、別な解釈が施されることがある。その目的に対しての主観が入り込むためだ。

 しかし、絶対的な状況もあり、これは考え方を変えた程度や、主観を変えた程度では動かしがたい現実である。

 その現実がどうにかならないものかと考え、非現実な解釈を与えることもある。少しでも目的に対して有利な情報とするためだ。または、より不利な情報としてしまうためもある。

 現実は豊かでも、その人が見る現実の幅が狭ければ、豊かさも浮かび上がってこない。

 現実は目的のためのデータではない。現実は現実としてそこにある。

 状況は常に変化する。現実が変化したのか、自分が変化したのかが分かりにくいこともある。