川崎フォトエッセイ  その1129  損傷       HOME

 損傷していても、まだ、機能を果たしていることもある。

 しかし、明らかに欠けてしまっている物は、見てくれが悪い。メンテナンスがされていないことを、人目に曝すことにもなるからだ。

 だが、人の目に触れない所で、重大な損傷が進行していることもある。見えないため、それは警戒されないが、関係者には分かっているはずだ。

 最初から損傷しているものに対しては、それなりに警戒が出来る。用心も出来るだろう。

 見えない損傷は、それが起こってからでないと、知ることは出来ない。知ったときはあとの祭りだ。

 現実には、あらゆる箇所に、致命傷に為り得るような損傷が埋め込まれ、そでも稼働している。

 自分自身の中にも、それがあり、騙し騙し稼働させている人もいるだろう。

 

 

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