川崎フォトエッセイ  その1188  ドラゴン       HOME

 ドラゴンはゲームなどの世界では馴染みの深いキャラクタだ。竜に関する伝説をリアルで聞くことより、物語の中で接することが多い。

 ドラゴンそのものが伝説という物語の中での霊獣なのだから当然だろう。

 RPGゲームなどでは、ドラゴンは最強のキャラクタとして登場することが多い。

 しかし現実の世界では、ドラゴンが登場する機会はほとんどない。

 失われた霊獣に対しては、郷愁の念が起こる。時代がハイテクになればなるほど、逆方向のものに値打ちが出ることもある。

 一度滅びた霊獣も、復活する機会がある。いずれも人が想像したり、作ったものだけに、人の思惑とぴたりと合えば、価値が生じるのだ。

 ドラゴンには独自の心意気があり、それを超えるキャラクタは、なかなか出てこない。

 竜の落とし子をいくら育てても、ドラゴンにはならないが、変わった形をした動物は、聖なる趣がある。