川崎フォトエッセイ  その1270 安らぎ      HOME

 特に何と言うこともないような町内の中に、安らぎがあるような気がする。

 つまり、ほどほどの刺激があるような場所だ。

 しかし、刺激的なものは、人により感じ方が違うため、一概には特定出来ない。

 また、全く刺激的なものがない場所も、逆に退屈さを感じ、安らげないかもしれない。  喧噪な町でも、日々そこで暮らしていると、喧噪という刺激が日常化し、こなれた状況となる。この場合、任意の喧噪さがなければ安らぎを感じなくなる場合もある。

 静かな場所は確かに安らげるが、物音さえしない療養所などでは、それなりに元気な人は退屈だろう。

 逆に、閉塞感を好む人は、無刺激な場所でないと、落ち着けないかもしれない。

 人により、安らげる場所は異なり、またその時の体調や諸関係によっても、変化するだろう。

 

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