川崎フォトエッセイ  その1292 一般的現象      HOME

 人は誰でも一般的なのだが、本人にとっては決して一般的とは言えない箇所を自覚している。

 そう言う箇所があることが、所謂一般的なのだ。つまり、そう言う面があることが、また一般的だという意味だ。

 自分と同じ仕掛けが、他人の仕掛けの中にもあるのだが、その中身や、扱いや、ポジションが異なる。

 そのため、自分が非常に一般的だと思っている人もいる。

 人には気づきがあり、それは何らかのエピソードによって窺い知ってしまう。

 だが、そのことに継続性はなく、またいつもの一般的な自分に戻ることもあるし、それに拘ってしまうこともある。

 人の内面は、色々なものにアクセスしているのだが、決まったコースがあり、そこから逸れることは、自分らしくない心情となるため、そこで決めたことは、長続きしない。

 

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