川崎フォトエッセイ  その1300 模様      HOME

 自然には天然の模様がある。

 それを模様として捉えるのは、人の視線や、文化の視線だろうが、動物の中には、目立つような模様で、相手と駆け引きする例も多い。

 模様は視覚的なもので、一種の情報を発している。

 そう言った仕掛けのある模様とは違い、年月の変化で、自然に出来てしまった模様もある。

 その種の模様は、人が見出さなければ、意味をなさない模様かもしれないが、自然には無駄なものは一つもないはずで、何らかの働きをしている可能性も高い。

 ある種の虫が、ある種の樹皮の模様を認識し、見分けのために役立っているかもしれない。

 人はそれほど目立った模様がないため、皮膚に模様を入れる民族もいる。他の動植物などからシンボル性を得ることで、何らかの効果があったのだろう。