川崎フォトエッセイ  その1330 仲良し      HOME

 仲良し広場は、そうあって欲しいという希望だろう。

 そこに価値観の相違や、発想方法そのものが根本的に異なる人がいるとき、基本的なところでトラブルが発生する。

 これは避けて通れないのが現実で、それがリアルな世界だ。

 仲良しグループが、ある日突然仲違いをするのではなく、最初から、その状態であったと見るほうが自然だろう。

 仲良しグループに潜んでいる嘘臭さは、トラブルが起こったとき、それまでの和気藹々とした状態が、嘘であったことを暴露してしまう。

 ある個人が、ある団体のことより、その個人のことを最優先に考えるのは自然なことで、共同体を優先するような発想が、嘘の始まりとなるかもしれない。

 仲良しでなくても、危害を加え合わない関係のほうが、遙かに現実的だ。