川崎フォトエッセイ  その1345 一方通行       HOME

 人は道路上では右側を歩くルールがあるが、それは道路標識にはなっていない。それよりも、道路上を歩くことを歓迎していないふうだ。

 道路は自動車道で、人が歩く道ではないようだ。そのため、歩道がある。

 歩道では自由に歩くことが出来る。一方通行の歩道ではないはずだ。

 人はUターンするとき、殆ど身体の幅は変わらない。前でも横でも後ろでも、方向転換は素早い。

 線的ではなく面的な動き、または上下への動きにも、素早く対応出来ている。

 しかし、人の意志は一方通行になることがある。または、一方通行になっている相手がいる。その通行でないと、接せられないからだ。

 一方通行となった関係でも、人は全方角に展開できるのだから、改善は可能だが、その相手との関係では、一方通行という道路標識を自分で作り、接触事故を避けようとしているのかもしれない。

 

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