川崎フォトエッセイ  その1365 マーク       HOME

 印象に残るシンボルマークは、有機的に機能していることが分かる。

 象徴性の高さは、馴染みの高さでもあるが、その感情は良い場合も悪い場合もある。

 シンボルマークには呪術性があるのか、何らかの感情が詰まっていそうだ。

 坊主憎けりゃ袈裟まで憎いという言い回しがある。僧侶の「僧」と憎いの「憎」は似たような漢字のため、憎いと僧侶をかけているのかもしれない。

 そのものより、そのものを象徴するもののほうが、扱いやすい。

 個人や団体を名指しにするより、それを象徴しているモノを扱うほうが、都合がよいこともあるからだ。

 呪術性を感じるのは、シンボルマークの形は単純な場合が多いため、それが形代として見ることも出来るからだ。

 形代は、マークに比べれば、具象性が強いので、象徴性としては重いものとなる。

 何かが込められている形は、その意味を知らない場合は、意味をなさない。

 

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