川崎フォトエッセイ  その1410 ルールの眺め       HOME

 生きているのか死んでいるのかが分からない状態がある。

 死んでいる物は、生きている状態では、そこにいない。反対に死んでいる物は生きている物と同じ場所にはいない。

 しかし、リアルな世界では、その境界線が曖昧だ。また、そこに何らかの作為が加えられたり、偶然も作用する。

 落ちているのか、置いているのかも判断しがたいことがある。

 社会にはルールがあり、その眺めがある。そのパターンで見ていると、正しくない眺めが顕れる。

 しかし、社会ルールの眺めも、時代により緩和されたり、厳しくなったりもするため、以前なら許されていた眺めは、今では駄目だったり、その逆もある。

 リアルの世界では、それを見抜く力が必要なのだが、曖昧な存在に対しては、ルールに従ったものを優先するのが筋だろう。

 

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