川崎フォトエッセイ  その1415 際だつ       HOME

 際だった情景がある。

 それは背景との関係で成立したり、そのものが最初から発していることもある。

 また、その周囲全体が際だつこともあるのだが、その場合は逆に目立ちにくい。

 しかし、いつもと同じ場所なのに、妙に鮮明に見えたり、浮かび上がるように、際だって見えたりすることもある。

 そう言う現象の変化があっても、それを見ていないと、何も起こっていないのと、同じことになるのだが、自分は見ていなくても、おそらくそう言う状態になっているかもしれないという予想はつく。

 それで、実際に行ってみると、そうではないこともあるのは、リアルの世界は、こちらの想像を超えた因子で成り立っているので、期待はずれもあり得る。

 人には、その幅に対しての寛容度があり、期待はずれの予測も、何処かに含められている。

 

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