川崎フォトエッセイ  その1417 機材       HOME

 何かの作業のための機材は真面目だ。

 それはあってもなくてもよいものではなく、なくてはならないものであるほど、真面目度は高い。

 また、その機材が単純であればあるほど、他の機材でも代用させやすくなる。

 時代により、その機材は材質や形を変えてきたが、目的は同じだ。

 真面目な機材は面白くないかもしれない。その実用性以外での使い方を考えようとはしないだろう。

 機材ではなく、その使い方ではなく、目的となるものに注目ポイントや面白味があるのだろう。

 役に立つ機材は、使っていても誇らしいものだ。それはメインの目的をうまく果たしてくれたことによる、作業者と一体のものかもしれない。

 そして、もうその作業をしなくなれば、その機材も、その人には必要なアイテムではなくなる。