川崎フォトエッセイ  その1425 鳥       HOME

 鳥は空を飛ぶ。空は天であり、天を舞う感じは聖なるイメージを抱きやすい。

 空を飛ぶ鳥に自由さを感じるのは人から見た場合だろう。人は自由に空を飛べないためだ。

 人は空を飛べないが、地上の上で暮らしている。そこは空ではないが、空間的には一続きの空間だ。

 しかし、地下はそのままでは入り込めない世界で、閉ざされた地面の中には物理的に入り込めない。

 空が天国のイメージ、地下は地獄のイメージがあるのは、単純な感覚の問題だろう。

 鶏は飛ぶことは得意ではないが、神聖視する地方がある。地上に降りてきた聖なるイメージがあるのだろうか。

 飛べないことは人と近いものを感じる。人の世界に降り立った存在かもしれない。

 シンボル的なものは時代により違ってくるのだが、年代を経たものは、程よい感じになることがある。

 

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