川崎フォトエッセイ  その1434 背景の背景       HOME

 背景はメインの被写体の後ろ側にある風景だ。

 しかし、背景の手前に何もなければ、背景がメイン被写体となり、風景写真となる。

 風景写真の背景は、距離的には遠くのものが多い。

 山を背に人が立っている場合、人がメイン被写体であり、山は背景となる。

 人がいない場合、山だけとなり、形式的には風景写真となる。いずれもかなり遠い距離の被写体になることが多い。

 壁を背に人が立っている場合と、立っていない場合とでは、壁だけの場合は、風景写真とは言いにくくなるのは、距離が近いためだろうか。

 背景の壁などが、メイン被写体となった場合、その壁の後ろ側が写っていない場合は、背景がないことになる。

 しかし、背景は後ろ側ではなく、前方にもある。つまり、前景だ。

 それもない場合は、画面の上下左右の何処かに背景的なものを見いだせるだろう。

 

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