川崎フォトエッセイ  その1435 ある年代風景       HOME

 ある年代の風景がある。それはどの年代にもある風景で、懐かしく思える度合いがそれにより異なる。

 どの年代が良かったのかは、その時代を体験した人と、そうでない人とでも違ってくるが、共通する好みもある。

 古いものが全て良いわけでもないが、新しいものよりも新鮮に見えることもある。

 それは、あまりに見かけないため、新しいものと同じように、鮮度が復活するのだろうか。

 しかし、それが古いものであることは見たら分かることで、新しいものではないので、手に入れることや再現させるには手間がかかることが分かる。

 過ぎ去ったものは取り戻せないのは、そのものだけを取り戻せても、その周囲や全体的なものが対応しにくくなっているためだ。

 気を緩めると、すぐにこの時代に取り込まれてしまうだろう。

 

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