川崎フォトエッセイ  その1439 川の流れ       HOME

 川の流れを見ていると飽きない。しかし、街中でそれを見続けていると、妙な人だと思われる。

 つまり、それは観賞用としての認知度が、街中では低いためだろう。

 それが、山の中や、公園内での河川なら、見続けている人の意味がはっきりしているため、不審がられない。

 街中では、川の流れはポイントが低い。他に見るべきポイントや、やるべき事があるはずで、単に流れを見ている状態は、現実生活から外れた感じの人に見られる。

 それだけ街中では情報が多く、川の流れなどを見る余裕がないのだろう。

 街中でもポイントが高くなるのは、大雨が降ったあとなどでの水害だろう。このときは、鑑賞するというような趣味の問題ではなくなる。

 街と山が接するあたりは、街中ほどには情報は多くないため、川の流れが際だち始める。

 場所により、人は同じものでも見たり見なかったりする。

 

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