川崎フォトエッセイ  その1495 寄らば大樹の陰       HOME

「寄らば大樹の陰」とは分かりやすい動きだが、いかにもの感じで立っている大樹が、意外と弱っていることもある。

 また、今の時代、どれが大樹なのかが見えにくくなっている。

 大樹からの恩恵が期待出来ないとなると、大樹に頼らない方法を考えるだろう。

 しかし、大樹の陰でこれまで生きてきたものは、システムを組み直すことになるのだが、大樹のないシステムでは弱いかもしれない。

 それまで大樹に頼らないで生きてきたものに比べ、外に放り出されたような感じとなる。

 大樹は大樹でなくなっていても、隠していることがある。大樹も大樹であることで生き延びていることもあるのだから、無理をしてでも大樹を維持しようとする。

 大樹に見切りをつけたとき、生き延びるための新しいシステムに切り替えるが、その先は分からない。

 

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