川崎フォトエッセイ  その1535 怖い      HOME

 世の中には怖いものがたくさんがあるが、中でも人の顔が一番怖いかもしれない。

 人が最初に見て反応するのは、親の顔だろう。

 それだけによく知っている形であり、また、よく知っている表情だ。

 その表情は、感情を含んでおり、感情付きの情報でもある。

 また、その情報の判断如何で、快不快が決まる。

 よく知っているものが、妙な形、妙な表情をしていると、怖い。

 最初から怖い物は、そのキャラクタに徹しているため、覚悟は出来ている。

 しかし、人の顔は、表情の読み方で、色々な憶測が可能となる。

 怖い顔になっていても、そこに意味が見えていると、怖くはなくなり、ユーモラスな表情として読み取ることも可能となる。

 対人恐怖症が怖いのは、人とは一生つきあわなければいけないので、逃げられないためだろう。

 

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