川崎フォトエッセイ  その1543 ある看板      HOME

 古い看板を見ていると、その看板が醸し出すイメージが湧き出てくる。

 それが店舗なら、その時代の店舗が頭に浮かぶ。

 実際にはその時代の店舗を見ていなくても、色々な物を組み合わせて、頭の中で生まれる。

 おそらくそれは、個人的な思い込みで、実際の店とは違うだろう。

 しかし、大きくはずれることはないかもしれない。

 しかし、古い町では、古い看板と同時代のものが、まだ残っているかもしれない。

 今ある看板類も、いずれ古くさい物となる。 古くなっても、古い看板として残しておきたいと思えるような看板もある。

 それを気に入った人がおり、残しているのだろうか。

 その看板が、本体とは関係なく、看板としての価値で生き続けるとなると、見事な生き様となるだろう。