電子書籍自費出版

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■電子書籍の販売と宣伝


 電子書籍販売サイトではなく、自分が契約しているプロバイダー内やレンタルサーバーのホームページやブログなどで売る方法もある。
 この場合、まず気になるのは値段の安さだ。電子書籍販売サイトなら100円でもよい。
 だが、自分のサイトで100円の本を売る場合、振込手数料代の方が高くなる。販売サイトに三割から五割ほど取られなくてもすむのだが、100円の本を銀行で振り込んでくれるだろうか。まあ、切手を送ってもらってもいいのだが、郵便局では換金してくれない。また、定額小為替なら銀行振込手数料より安いかもしれない。
 本の定価を安くすれば、買ってくれるわけではない。しかし、電子書籍販売サイトで、自分と同じような内容の本がいくらで売られているか調べればいい。きっとショックかもしれない。意外と安いのだ。ここで相場が決まってしまう感じだ。ただ、本の内容に自信があるのなら、自分が思うところの金額にすればよい。安くすれば、売れるとは限らないからだ。
 販売サイトとは別に、自分のホームページやブログで、自分の本の宣伝をすることも悪くはない。ただ、無料のホームページ作成スペースもある。当然ブログやツイッターの活用も大事だ。
 ただ、手間暇かけていろいろ宣伝や広報活動をしても、どれだけ見返りがあるのかは未知数だ。これは、好きでやるしかない。やっていることが楽しいとか、充実するとかの気持ちがないと、続けられるものではない。
 自分が出そうとしてる電子書籍の内容と関連する場所にも顔を出すのもいいだろう。購買者密度がぐっと高い場所のはずだ。
 顔を出すとは、ソーシャルコミュニケーション系の掲示板や交流サイトに参加するということだ。
 そこで常連になり、プロフィールページに電子書籍のことを書いておけば、大人しい宣伝になる。興味のある人はどうぞ、程度の。
 自分が出す電子書籍の内容と似たジャンルのサイトをうろうろするのもいいだろう。そのジャンルに興味があるので本を書いているのだから、宣伝活動で嫌々ながらの営業にはならないと思う。
 

コンテンツ


電子書籍自費出版と蛸壺現象

■気楽に電子書籍が出せる時代
■自費出版と蛸壺現象
■電子書籍の販売と宣伝
■自費出版の特性を活かす
■電子書籍のコンテンツについて
■電子書籍の販売戦略
■電子書籍の編集と装丁
■電子書籍の作成費
■電子書籍のフィル形式
■電子書籍の作成スキル
■蛸壺現象からの脱出
■辺境性は悪くない