■電子書籍のコンテンツについて
電子書籍の中身、内容。つまりコンテンツだが、これは個人の嗜好で決まることだ。また、その人の得意とする。または興味のあるコンテンツを作ることができる。
それが、ふつうの本屋にあるようなふつうのよくある本でもいいし、本屋にはまず並ぶことのない本でもよい。自費出版なのだから、それにふさわしい特徴のあるものを狙う必要はない。
ただ、出版社が出さない、または出せない本が次々に出てくるのは確かだ。
たとえば小説の懸賞で落ちた作品だ。大賞にはならず、佳作入選したとしよう。こういう懸賞で入選するのは、本にしてもかまわない程度のレベルのある人だ。しかし、実際には大賞を取るまで本にはしてもらえないことが多いだろう。ほとんど差がない状態かもしれないし、偶然審査員の好みで決まってしまったことかもしれない。
それがふつうの小説で、際だった特徴がないにしても、読むに耐えられないような作品ではないはずだ。
これは電子書籍向けの電子書籍らしい小説ではなく、ふつうの本や雑誌に載ってもおかしくないようなコンテンツだ。
だから、一般的な内容であっても電子書籍の圏内だと言える。元々個人で出す場合、何でもかまわないのだ。
その佳作入選した人などは、電子書籍として出せばいい。せっかく書いて、かなりいい線までいったのだから、他の人にも読んでもらいたいだろう。
また、今まで書いてきた習作のようなものが大量にあるのなら、個人全集的に出せばいい。
当然、無審査となり、何でも出版できてしまうと、膨大な数の本ができてしまい、何が何かわからなくなるだろう。まさに蛸壺現象で、埋もれてしまう。
だが、電子書籍はネットとの親和性が高い。ネットをうまく活用するのが大事だ。